チガヤ編16話 譲り

大型連休とかも関係なく、チガヤ編残り

3話のうちの一話を描き終え、恙無く

(というか、遅れに遅れて迷惑かけた末)

原稿を出版社に納品して一週間。

やっと体の「ふわふわ感」が取れました。

以前は、納品した後画材屋に寄ったりして

いたのですが、ホームを歩く足元が頼りなく、

大事をとって直帰。当然ながら、電車の中では

行きも帰りも秒速で入眠しました。

さて、巷には、「納品」という言葉を使う人間は

クリエイターとして信用できないと、仰られる

方もおられるようですが、町工場出身の私には

自分の仕事をお届けするにあたり、この「納品」

という言葉以上のものは想像し難いのであります。

当然ながら、「納品」には、約束のものを期日までに

お届けするという、信用を大前提としたものであり、

そのためには、実に多くの技術的蓄積や、時には

日常生活を犠牲にしなければならないほどの作業を

伴うわけです。

べつだん、自分がクリエイターとかでなくっていいんだけど

「納品」と「納期」はね、製造業には切実な文言なんスよ、

とくに連休前後の下請け零細業者にはね(大手の会社の

休日に合わせなくちゃだから〜これは、工場で昭和18年製の

旧式自動旋盤廻していた二十歳の頃も、

ポンコツな体に鞭打って漫画描いてる今も変わりません)

「納品」という言葉には、血と汗と涙が詰まっているのですw

そんなわけで、愚者の皮チガヤ編、残りあと2話分、

ちゃんと「納品」できるよう、頑張ります。

チガヤ編16話「譲り」に登場する薬主様。

本当にあった女の人ドラマ、発売日は5月18日。

関係ないのですが、遅ればせながらのフレンズ化。

アルパカちゃんの

「来ないねー、だれも来ないねー」が、

脳内で無限リフレイン。止まらない。

どーにも止まらない。   つらい。